依頼の質に懸念あり。「pook」の今後の可能性について真剣に考えてみた!
さて、昨日昼過ぎに私もよく利用しているランサーズは新しいサービスのβ版を開始しました。
その名も「pook(プック)」。
個人の働き方を変える大きな可能性を秘めたサービスです。
ビジョンは素晴らしいのですが、「pook」の普及にはもう一工夫いるかなと思いました。
サービスの改善も含めて今後が楽しみなサービスです。
今回は「pook」がどんなサービスのなのか?
そして今日、「pook」を観察していて感じたこと、そして「pook」の今後の可能性について書きたいと思います。
<目次>
- 「pook(プック)」ってどんなサービス?
- 今のままだとパシリ募集にも見える!:実際に「pook」の依頼内容を見て思ったこと。
- 「pook」の今後の可能性について真剣に考える。
- 「pook」には頑張って欲しい!
「pook(プック)」ってどんなサービス?
「pook」はフリーランス御用だちランサーズ株式会社が開始した新しいサービスです。
「pook」は、パーソナルトレーナー、ヨガインストラクター、ネイリスト、スタイリスト、カウンセラー、カメラマン、家庭教師、掃除代行、料理代行など、スキルを持つ個人(サービス提供者=ランサー)と、日常の悩み事を解決するサービスを受けたい個人(サービス受ける人=ユーザー)を結びつけて、サービス依頼から実際の決済までをスマホでワンストップに行うことができる総合型スキルシェアリングサービスです。
引用:ランサーズ株式会社
例えば、日常で困ったことがあれば「pook」を利用してランサー(スキルを持った人)に依頼をかけます。
その依頼にランサーは提案を行い、依頼した個人とうまくマッチングしたら仕事が開始するという仕組みです。
仕事完了報告は「pook」上で行うので、依頼を完了してもお金が受け取れないということはありません。
また、事前に本人確認が必須なので「依頼したら、知らない人が来た!」なんてこともありません。
ランサーズが持つノウハウを生かし、安全性を重視した(本当に安全かどうかは疑わしが・・・)サービスなのです。
「pook」の真髄は副業(複業)をより身近なものにすることにあります。
詳しい「pook」についてはこちらのサイトを見ればより詳しく理解できると思います。
昨日公開された記事、「pook」について端的にまとめています。
WEBライター吉見夏実さんの記事です。「pook」の説明だけでなく、可能性についてもわかりやすくまとめています。とても参考になりますよ。
今のままだとパシリ募集にも見える!:実際に「pook」の依頼内容を見て思ったこと。
さて、私は大阪住みなのでまだ「pook」は利用できない(β版の対象地域が東京の一部のみの為)のですが、どのような依頼があるのかは見れるので観察してみました。
さて、依頼内容は
「4000円でキッチン/ユニットバスの洗濯をしてください!」
お、おう・・・
「3500円で3人分の昼食を買って来てください!」
むむむ・・・
「5000円でバスルームの掃除をしてください!」
あ、あのですね・・・
「おやつにケーキを4つ買っ・・・」
ちょっと待ったああああ!!!!俺はパシリかよ!
サービス自体は素晴らしいと思っています。
すごい可能性を秘めたサービスです。
理念にも共感しています。
しかし、こんな仕事やりたいですか???
これは個人的な意見ですが、今のままだとパシリを募集しているように見えてしまいます。
しかし、中には「今後の進路相談に乗って欲しい!」とか「IIIusutratorで名刺を作る方法を教えて欲しい!」などの「pook」だからこそ出来るニーズにマッチした依頼もあるのです。
例えば、相談業務は立派な仕事です。
人生の先輩から後輩にいろいろ教えることができるでしょう。(生き方や人生の辛さなど)
人生相談や恋愛相談なんかは結構需要あると思います。
「話をずっと聞いてくれるだけの人募集!」という依頼も出てくるかもしれませんね。(笑)
IIIusutratorも専門性が求められますので、「pook」だからこそ可能になる依頼だと思います。
専門性の依頼は近場にノウハウがわかる人がいれば問題ないのですが、そのような人は少数派でしょう。
手軽にノウハウを教えてくれる人とマッチングできるのは強みですね。
しかし!パシリ依頼には賛成できません。
買い付け系は仕方ないかぁとも思いますが、家に行く系は完全にNOです!
いや!そうでしょう!いくら個人確認済みと言っても、初対面の人の家になんか行きたくないですよ。(笑)
今後「pook」が成長するには、人間の尊厳を守る最低限のモラルを兼ね備えた依頼をランサーに提供することが重要になってくるでしょう。
「pook」には可能性を感じていたのでスタートが残念でした。
依頼の質は放っておくとどんどん悪化する可能性があります。
「pook」の運営側は早急に依頼の質を判断する物差しを用意する必要があるでしょう。
今後は仕事のカテゴリも増えて行きますし、依頼の質を含め、長い目で「pook」の成長を見つめていこうと思います。
「pook」の今後の可能性について真剣に考える。
「pook」はまだ始まったばかりで、今後いろいろと改善を行なっていくことでしょうが素晴らしい可能性を秘めたサービスであることは疑いようがありません。
どのような可能性を秘めているのか、実際に考えてみました。
①個人の新しい価値を知るきっかけとなる
②自分が社会に必要とされいる人間だと認識できる
①個人の新しい価値を知るきっかけとなる
「pook」は自分の新しい価値に気付けるサービスになると思っています。
これからの時代は自分に価値を付与し続けることが重要になってくるのです。
寿命の増加や経済リスク、AIの導入などによって、今後の日本では働き方が大きく変わると考えられています。
新しい時代では個人の価値が重要になってくるのです。
自分にいったい何ができるのか?どのような可能性を与えられる人なのか?
一見意識が高すぎるように思えるでしょうか、これは当たり前のように重要なことなのです。
自分を知り、自分を経営するのです。
このような能力が大事になってきます。
「pook」はそんな個人の新しい価値を知るのに最適なサービスとなるのです。
「pook」の優れている点は仕事に対するハードルが低いことにあります。
つまり、どんなことでも仕事になり得るのです。
先ほど少しバカにはしてしまいましたが、言わばパシリをするだけでも立派な仕事になるのです。
この意識を今の現代人に埋め込む事は重要だと思います。(だからパシリさせろとは言ってませんよ!笑)
仕事=定職というイメージがあり、仕事きっちりしたもののように思いますが、本来仕事なんてものは考えればいくらでもありますし、敷居なんてものもありません。
あなたが持っている価値をフル活用すれば仕事なんていくらでも作り出せます。
あなたが当たり前のように備えている能力が仕事になるかもしれないのです。
今まではそれを思いついても試せる場がなかったんですよね。
「pook」は仕事に対するハードルが低いので、あなたの新しい可能性を試せる場となるのです。
②自分が社会に必要とされいる人間だと認識できる
あなたは何のために仕事をしているのでしょうか?
仕事をしている実感がありますでしょうか?
あなたはしっかり何かをその手につかめていますか?
仕事に意義を見つける事は難しいですよね。
正直、何のために働いているのかがわからなくなります。
それはきっと仕事をあなたの手でしっかりとつかめていないからです。
例えば、誰かの相談に乗ってあげた時に最後に「ありがとう」と言われると嬉しいですよね。
相手の為になったんだと感じることができます。
別に見返りを求めていたわけではないのに、「ありがとう」といわれるととても嬉しいものです。
これは仕事でも同じです。
自分の仕事で誰かが喜んでくれたり、幸せになってくれると、その仕事に対して意義を感じることができるのです。
これが「仕事をその手につかむ」ということです。
自分の仕事が誰かの為になっているという実感することでその仕事に意義が生まれるのです。
仕事とは本来こうあるべきだと思います。
ほんの些細なことでもあなたの助けを必要としている人がいるかもしれないのです。
「pook」の利用が、自分が社会に必要とされいる人間だと認識できるきかっけになるかもしれないですね。
「pook」には頑張って欲しい!
「pook」はここで紹介した以外にもたくさん可能性を秘めていると思います。
「pook」を利用して、一人でも多くの人が仕事の本質に気づけたらと思います。
執筆者:マスヤ トヨヒサ(@masutoyo_jp)
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